個人に加え、法人向け英会話レッスンでも英語を教えているAtlasマンツーマン英会話だが、会員には、ビジネスマンといえども意外に初心者が多い。
会社からTOEIC730点を取るように言われたり、業務内容に急に英語が必要になったなど駆け込み寺のように来られるようになった。
数ヵ月で格段の英語力アップを求める企業や個人も多いが、1年間かけてTOEICスコアが100~150点アップするペースのほうが望ましいと考えている。
それも、TOEIC対策ではなく、総合的な英語力を伸ばしながら、結果としてTOEICスコアがアップしているのが理想的。3年後の600~730点を見据えて、といったイメージで長期的に取り組むべきだ。
Atlasが進めるのが、音読トレーニング。英文を声に出して読むことで、文章校正の理解と会話力の両方を鍛える方法だ。
教材には、読んで理解はできるが、聴き取るには少し難しいレベルの書籍や雑誌を選ぶのがいい。中にはCD付きの教材もあるので便利だ。
まずは、テキストを読まずにCDだけを聴いて、モノマネ(リピーティング)する。内容はわからなくてもいい。それからテキストを見ながら音読し、CDと同じ速さで話せるようになるまで繰り返す。
役に立つフレーズは丸暗記するのではなく、文型で覚えるようにして、単語を入れ替えて使えるようになると、多くの場面に応用できるようにもなる。
英語の地力がついたら、実際の会話でも工夫する。例えば、次に話す話題がなくなったら、自分の発言の後に質問で終えるようにする。相手が答えている間に、次の話題を考えられるからだ。そういう意味で、英語でも質問上手になることが会話を長続きさせる秘けつだ。
パーティなどのイベントに招かれたら、あらかじめ質問内容を考えておく。話題や天気や趣味、キャリアなど、自分でも同じ質問に答えられるように用意しておく。相手は外国人なのだから、日本のことを話してみると興味持つはずだ。
寿司の握り方など日本の食習慣については、英語で一通り伝えられると会話が進むことが多い。
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