アメリカの大学では通常どのクラスも中間テスト1回か2回、そして期末テストがありますので、1学期の間に2,3回テストがあります。成績の決まり方は、
中間テスト1 20% 中間テスト2 20% 期末テスト 30% 宿題 20% クラスへの参加・発言10%
といった感じが一般的です。クラスによっては、期末テストがなくて、ファイナルプロジェクトで10ページ程度のプロジェクトに関するペーパーを提出することもあります。通常テストでは、宿題に出た内容を中心に授業中のノート板書、授業で扱われた教科書の内容、宿題に似た問題などが出題されます。
100番台、200番台レベルで授業をとっている学生が30~100人以上の大きなクラスでは、採点作業の負担軽減のため、ほとんどマルチプル・チョイス(4択解答)にするケースも多いです。アメリカの大学では学生達が成績にこだわり、教わっていない内容がテストで出題されようものなら不平不満が続出するため、基本的には授業で教わった内容が出題されると考えて大丈夫です。
また、クラス全体の点数が悪かった場合にはカーブと言って、担当教授の判断で点数を底上げされることが多々あります。例えば、全体の平均が60点だったので、全員が10点底上げされて平均70点に調整されるなどです。
アメリカの大学生は大学院進学や、奨学金を維持するために、良い成績を取ることへの脅迫観念が強く、あまりに全体の平均が悪いと凄まじい不満が噴出するため、通知表の成績はかなり甘めに付けられることが多いのです。
日本人のイメージからすると、アメリカの大学は出るのが大変で、クラスで単位をとるのも大変なイメージですが、普通に授業中に先生が教えことを勉強し、宿題をしっかりしていればテストで単位を落とすようなことはほとんどないのです。尚、アメリカ人で全くテストが出来ずに単位を落とす学生はいますが、大学で留学できるレベルに英語を学習してきた日本人が、単位を落とすことはまずありません。
授業内容の復習や、以前のテストを友達からもらってそれを基に勉強するなど、必要なことをしっかりやっておけば、授業で最初に先生の言っていることが分からなかったとしても、ある程度しっかり点数を取れるはずです。
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